20日正午すぎ、秋田県大館市比内町独鈷(とっこ)の山林で、山菜採りをしていた市内の男性(75)がクマに襲われてケガをしたと、同行していた男性(70)から119番通報があった。男性は顔面骨折などの重傷を負ったが、意識はあり歩けるという。県警によると、クマによる人身被害は今年初めて。
大館署によると、負傷した男性は同市比内町扇田の無職川口良雄さん(75)。現場の山中は民家から300メートルほど離れていた。
通報した男性によると、山菜採りから下山しようと声を掛け合っていたところ、20メートルほど離れた所で川口さんの悲鳴が聞こえた。駆け寄るとクマが覆いかぶさり、顔面をひっかいていた。川口さんは持参していた鎌で応戦していたという。逃げたクマは太っていたという。
2人は毎年、この現場を山菜…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル